金融経済
金融経済
国際収支の基礎・理論・諸問題
―政策へのインプリケーションおよび為替レートとの関係―
ISBNコード | 978-4-88177-468-7 |
著者 | 棚瀨 順哉 編著 |
定価 | ¥2,860(税込) |
発行年月 | 2019年12月 |
主要内容
国際収支とは、居住者と非居住者の間で行われる財(モノ)・サービス引や資本取引など、さまざまな取引に係る受取と支払の勘定のことである。
本書は、国際収支統計の概要や国際収支に関連する理論など、国際収支を理解する上で必要な基本的な事柄を、わかりやすく、丁寧に説明している。
同時に、政策へのインプリケーションや為替レートとの関係についても、最新の議論や学会の動向を踏まえて解説している。すでに国際収支について一定の知識をお持ちの方にも有益な情報を提供しうるものとなっている。
主要目次
序 章 グローバリゼーションの黄昏
─ 経済学と政治経済学の相克
第Ⅰ部 国際収支の基礎と理論
第 1 章 国際収支統計の概説
第 2 章 日本の国際収支、各項目の動向:国際収支から見た日本経済の構造変化
第 3 章 その他の関連統計
─ より詳細な分析のために
第 4 章 国際収支の理論
第Ⅱ部 グローバル・インバランス問題:適切な理解と政策対応に向けて
第 5 章 グローバル・インバランスの論点整理
第 6 章 グローバル・インバランスの動向
第 7 章 国際収支から見た新興国経済・通貨危機
第 8 章 グローバル・インバランスの理論(I‒S バランス理論再考)
第Ⅲ部 国際収支と為替レート:複雑性への対応
第 9 章 経常収支と為替レートの関係:より適切な現状認識に向けて
第 10 章 為替レート分析の理論と現実
結 語
〈資料〉 各国の国際収支と対外資産負債残高